■古文単語の学習法
1. 教材
『読んでみて覚える重要古文単語315』桐原書店
教材は、すでに持っている学校配布の単語集でもかまいません。
2. 使い方
・まず一語一義を暗記する。赤字で現代語にない意味を優先。(たとえば「あやし」では、「身分が低い・粗末だ」の意味を優先し現代語の意味に近い「不思議だ・変だ」は優先度が低い)
・1日10個ずつ30日で300というやり方よりも、1日100個ずつ3日で300個を30日で回すほうがよい。(個数は個人に合わせて設定)
・スピードが命。ゆっくりやっていては覚えられないし、すばやく想起できない。すばやく想起できないと長文が読めない。即座に意味が思い浮かべられるレベルに持っていく。
・覚えてから先にすすむというより、覚えられるものをどんどん覚えるというようにやる。
・慣れてきたら、一日300個ずつまわす。
・語源や絵で印象づける工夫があるので、イメージとして暗記に利用する。
・索引が五十音順で一問一答形式になっているので、最終的にそのページで高速で回すことを目指す。
3. アドバイス
・見るだけでなく、発音したり書いたりして覚える。声に出すと効果的。人間は視覚よりも聴覚のほうがより本能に近い能力で、記憶にも残りやすい。
・答えを隠してテストするとよい。 暗記が苦手な人はルーズリーフやノートに書き出し、一問一答式にするとよい。人間はインプットよりも、アウトプットするほうが記憶に残る。
・どうしても覚えられないなら、一問一答用紙を使って書いてテストする。(ただしできるだけ高速で実行)
・10回、20回と書くよりも、3回、4回とテストするほうが覚える。