◆語彙力とは
語彙力(ごいりょく)とは、ことばの力、つまりどれだけたくさんのことばをしっているのかということです。文章を読むときに、たくさんのことばを知っていれば知っているほど、内容を理解しやすくなります。
現代の雑誌90種を調べると、使われていることば全体の47.5%が漢語だそうです。(沖森卓也ほか『図解日本語』2006 三省堂より)さらに、入試で出題される評論文・論説文は、文語(書きことば)で書かれています。文語は、日常でしゃべるときには使わないちょっと難しいことば、つまり、漢語がたくさん出てくるのです。
入試の文章読解力をつけるには、漢語の力をつけることが大切なのです。
漢語の力をつけるには、意味が載っている漢字問題集を使うのが良いでしょう。まずは、漢字を「読めて、意味がわかる」ようにすることを目指します。日頃から、漢字問題集を読みこんで語彙力の増強を目指しましょう。
また、最近では入試頻出の評論用語を集めた現代文単語集が発売されています。それを読みこんで暗記するのも有効な勉強方法です。
ただ、それでも外国語の学習と違い、母語である日本語の必要語彙量はかなり多いのです。ある調査によると、18歳の理解語彙(見て意味が分かる言葉の総数)は、約47000語だそうです。
ですから、200語や300語くらい知っていることばの数が増えても、さまざまな分野についての文章を読みこなすには十分とはいえません。
文章を読んでわからないことばと出会ったら、面倒がらずこまめに辞書を引き、知っていることばの数を増やしましょう。じつは、それが一番の近道なのです。
◆ポイント
文章読解力をつけるには、「語彙力(ごいりょく)」とくに「漢語の力」をつけることが必要
1.意味の載っている漢字問題集で読みと意味を覚える学習を行うこと。
2.現代文単語集で評論用語を暗記すること。
3.国語辞典をこまめに引くこと。